Vol.879

震災から10ヶ月を迎えようとしている。少なくなったとはいえ相変わらず、微弱な揺れは忘れた頃にやってきて、ハッとさせられることも多い。暦の上では春なのだが、本格的な寒さは2月で、気候はまさにそれを地で行くような寒波が襲来しつつある。

暖かくなったかと思うと、また寒さがぶり返し、私たちの生活に脅威をもたらす。去年の今頃がそうだった。予期せぬ大雪は、南国の我々にとって、脅威になるのだ。路面の凍結、車のフロントガラスの凍結、水道管の凍結や破裂。

その寒さのもたらす環境の変化に我々はなす術をなくすのだ。まず、その猛烈な寒さに備える準備のなす術を知らない。凍結した道路を歩くのもままならないくらいである。はらりはらりと舞う風花や、多少の積雪ならばまだしも、積雪も数センチを超えると、途端に全ての機能を奪われるのが、南に住む我々の暮らしなのだ。

震災のことも記憶に留めつつ、これからもしっかり生きていく術を身につけなければ、大変な時代になっているようである。何れにしても変えようのない物事には、立ち向かっていくしかないのだと、痛感する昨今である。