Vol.834

我々の仕事は、番組で話しをすること以外に、視聴者のみなさんのすぐ近くで、司会や講演といった形で話をさせてもらうこともある。中学校の職業講話という行事に参加させてもらった。昨年も参加させてもらったのだが、この行事、各学校で行われていて、中学生に職業、つまり仕事の話をその世界のプロたちに聞くというものである。仕事の職種は様々であるが、昨年は美容師、消防士、飲食業、そして私だった。今年は、病院のドクターと私である。ドクターも私も、なぜそれぞれにその仕事を選んだのか、その仕事についての話をさせていただいた。

160223_kei

その時に気がついたことである。私がこの仕事を始めたのはもう35年ほど前の事になる。その時代、今のような世の中になることは、予測もできなかった。まずは、私が今やっているような仕事は、熊本には職種としてあまり認識されていなかった。今ではフリーのタレントはかなりの数いるのだが、当時はほんの2〜3人位だった。それを考えるといい時代になったと言えるのではなかろうか?

よく考えて見れば、職種もかなり増えてような気がする。IT関連の仕事にしてもそうだが、当時は仕事としての認知はされていなかったのではないかと思う。コンピュータに関しても、家庭にコンピュータがあるところ自体Windows95が発売されるまでは、ほとんど存在しなかったのだ。そのIT関連の職種だけでもかなりの数だ。

我々の仕事にしてもそう、司会者にはじまって、タレント、フリーアナウンサー、ナレーター、ナビゲーターDJ、なども存在する。つまりは、一つの職業が非常に細かく細分化されより自分にあった仕事を選びやすくなったのではないかと思う。考えようによっては選択肢がありすぎてと思う向きもあるかもしれないが、選択肢はないよりあったほうがいい。

私の話が、役に立ったかどうかは定かではないが、どんなキッカケでもいい、自分に一番あった一生懸命になれる仕事に彼らがつけることを願うばかりである。