Vol.695

熊本を含む九州北部が機能梅雨入りした。いよいよ今年も梅雨の季節がやってきたのだ。
あぁ~鬱陶しいヨォ~という声が聞こえてきそうだが、早速昨日は台風並みの風が吹き今日はもうどんよりした雲が、上空を覆っている。小さな雨粒が静かに降っている。この程度の雨であれば、情緒もあるのだが、昨年のような雨になると恐怖が頭をかすめる。
どうか今年は、去年のような雨が降らないあことを祈るばかりである。

毎年のようにこの時期は、適度に降ってくれれば・・・なんてことを書いているが、今年もやはり同じで、本当に適度に降って欲しいのだ。全く降らないと降らないで、ほんとうに困ったことになる。
日本には古来様々な雨の種類が存在する。

霖雨(りんう) 降ったり止んだりが,何日にもわたって続く雨
地雨(じあめ) しとしとと,何時間にもわたって降り続く雨
霧雨(きりさめ) 霧のように細かい雨。糠雨(ぬかあめ)とも
豪雨(ごうう) 激しく大量に降る雨のこと
篠突く雨(しのつくあめ) 激しく降る雨のこと
◎篠とは群生する細い竹のことで,雨の激しさを,篠を突きおろす状態にたとえた言葉
俄雨
(にわかあめ) 突然に降ってきて,すぐに止んでしまう雨
肘笠雨(ひじがさあめ) 俄雨のこと。笠をかぶる間がなく,
◎肘をかざして袖を笠のかわりしたことからできた言葉
驟雨
(しゅうう) ざあざあと激しく,短時間に降る雨
凍雨(とうう) 雨滴が凍ったまま降ってくる雨。
◎長くは続かず,やがて雨か雪になってしまいます。
梅雨
(つゆ,ばいう) 6月上旬から7月中旬にかけて降る地雨のこと
◎梅の実が熟すころに降るために「梅雨」と書きますが,この時期に黴(かび)が生えやすいので「黴 雨」と書くことも。
五月雨
(さみだれ) 旧暦の5月に降る地雨のことで,梅雨のこと
◎「五月(さつき)に水が垂れる」という意味
夕立
(ゆうだち) 夏の夕方に降る驟雨のこと。
◎白雨(はくう)ともいいます。発達した積乱雲による雨で,よく雷を伴う
氷雨
(ひさめ) 夏の初めに降る雹(ひょう)のこと。
◎発達した積乱雲によるもので,よく雷を伴う。
秋雨
(あきさめ) 9月初旬から10月初旬にかけて降る細い地雨のこと。
秋霖(しゅうりん)ともいい,梅雨の時期と似たような気圧配置に。
時雨(しぐれ) 秋の終わりから冬の初めに降る冷たい俄雨のこと。
◎日本海沿岸の地域でよく見られる。
春雨
(はるさめ) 春にしとしとと降る地雨のこと。春霖(しゅんりん)とも。
菜種梅雨(なたねづゆ) 3月から4月ごろに降る雨のこと。
卯の花腐し(うのはなくたし) 春雨と梅雨の中間ごろ,しとしとと降る地雨のこと。
◎「卯の花を腐らせる」という意味です。
虎が雨
(とらがあめ) 旧暦の5月28日に降る雨のこと。
◎この日は,曾我兄弟が討たれた日で,この日に降る雨は,兄の曽我十郎祐成の愛人である虎御 前が流す涙であると伝えられている。
薬降る
(くすりふる) 旧暦の5月5日に降る雨のこと。
◎この日は,薬日とよばれ,この日に降って竹の節にたまった雨水(神水という)には 薬効があると 伝えられている。
半夏雨
(はんげあめ) 7月2日ごろ,夏至から数えて11日目に降る雨のこと。
◎この日の雨は,大雨になるといわれています。
寒九の雨
(かんくのあめ) 1月13日ごろ,寒に入って9日目に降る雨のこと。
◎この日に雨が降ると豊作になるといわれている。

と、日本人の心の豊かさというか、情緒が見えてくる。
さあ梅雨のこの時期、今日はどんな雨なのかぼんやり考えてみるのもいい。